2010年02月02日

一枚の繪から



笹倉鉄平さんの「きよしこの夜」という289/295のシルクスクリーンの一枚。

現在、当店入り口に飾られている。

所有者は私ではない。

チエちゃんというカワイイ不思議ちゃんの所有物である。

某じゃん公ブロガーのペットちゃん?でもある彼女が、昨年のクリスマス前にパパスに似合いそうと、貸してくださった。

一目見た瞬間に、その絵の持つオーラに吸い込まれていった。

優しいタッチと色使い。

お店にあるコペンハーゲンのクリスマスプレートにも似た、ほっこりと心を包み込んでいくような雰囲気。

どなたが描かれたものやらも聞かずにいたし、クリスマスを過ぎ、松竹梅な心持になった頃、ゆかちゃんが、入り口にこの絵を移動した。

季節物の感は拭えなかったが、その暖かさは違和感なくお客様の心を捉えていたであろう。


それが先日Wちゃん親子が来店され、会計も済まされ、お互いに名残惜しい別れを告げた時に、この絵を見てひと言。

「あ、この教会行ってきたんですよ!」

(へっ?)

「母と一緒にクリスマスイブにここへ旅行してきました」

「えっ?ここって教会なんですか?」

「あの♪きよしこの夜♪の教会なんですよ。それは、ちっちゃな教会でしたけど、世界中から大勢の人が集まってここでイブの晩に歌ったんですよ」

ホテルまでのタクシーを暫く待たせていた為に、会話の中身もそこそこにお見送りをせねばならなかった。

お二人が帰られた後、なんだか凄いぞ、この絵って凄いんじゃないか?と思いつつ、ようやく今日になって、♪きよしこの夜♪の曰くからを検索。

遥かオーストリアの地にあるオーベルンドルフ教会であることが判明。

この歌が生まれたきっかけやらを、50年越しに知る事ができた。

そして、この絵の作者が笹倉鉄平さんであることも、笹倉鉄平さんという画家の存在も初めて知った。

笹倉さんが、東京での絵描きとしてのスタートなどをプロフィールで拝見した。

1954年生まれということは、ほぼ同世代。

我がポン友”M”が、大学卒業後、絵描きとしてやっていきたいと、就職もせずに活動を始めた頃を思い出した。

きっかけは、私にもあったのだが。

フリーランスで頑張った。

早々に、本の装丁画や挿絵をこなしつつ、望みは食う為の手段でなく、自身の表現としての絵を描くこと。

しかしながら、不本意であったが、十数年に及ぶイラストレーター業と絵画という世界での一本立ちに見切りをつけ大分に帰ってきた。

ひょっとすると、そこにあったものは僅かな差であったのかもしれない。

笹倉さんのご活躍は、今更であるが、眼を見張るばかりである。

”M”本人には、私が今日思うほどの頓着はなかろう。

彼自身の人生はそんなに悪くない。



「一枚の繪」・・・その感銘と、その絵にまつわる事から様々な思いが交錯した日であった。




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この記事へのコメント
今日はご馳走様でした。
残してごめんなさい。
[´・ω・`]ゴメンナサイ

どっちがペットか
わからないんですが・・・。

なんか身近な
登場人物ばかり
なんですけどw
Posted by cmpdcmpd at 2010年02月02日 00:46
cmpdさん、いらっしゃいまし!
・・・べっぴんしゃんやった・・・ボソッ・・・
せっかく登場人物の名は伏せてたのに・・・違うかっ・・・W
あなたのだいっ嫌いな上司は、結構凄い人生を歩んでおりました。
私自身、独力で業界に食い込んでいった彼を尊敬すらしておりました。
高校時代からまとめ役な存在であった一方、一匹狼的無頼な血を持つ奴でもありました。
そこには、彼の持つセンスが他者と相容れないことへのジレンマもあったと思います。
もしかして、無理難題をふっかけたりしてるやもしれませんが、周りとの融合には心底気を使う奴です。

一度、忌憚なくぶつかってみて下さい。
Posted by タロータロー at 2010年02月02日 01:08